まぶたを閉じて耳をすますと聞こえてくる。
静寂のなかにこだまするように聞こえてくるのは、
自分の呼吸の音、そして脈打つ鼓動。
はるか奥のイメージから湧く波の音。
その音が高鳴ったとき、サーファーは旅に出る。
込み上げる想いとともに、
広い世界に解き放たれる瞬間。
スリランカ。
日本からはるか先にあるうつくしい島。
無垢な自然と優しい人々が住む島は、
初めて訪れてもなぜか落ち着きを感じる。
約7割が仏教徒、
そんなところに共通の感性を見出せるのかもしれない。
ビーチカルチャーの中心地ヒッカドゥワ。
深いリーフにヒットしてブレイクする波。
うねりの入り方によって、
ライト、またはレフトで長さが分かれているが、
6ftオーバーでパーフェクトなAフレーム波になるという。
いつ訪れるか分からないThe Day、
ましてや旅先では、その波がかけがえのない思い出となる。
この旅にぼくが選んだ相棒、
速さとコントロール性が抜群のタイラー・ウォーレン『DREAM FISH』。
“悟りを開いたフィッシュ”というキャッチコピーだけあって、
仏教徒の多いスリランカにも合っているような(笑)
しっかりと張ったリーフブレイクの波でも、
その性能を遺憾なく発揮する信頼のフィッシュボード。
「最高の思い出は、最高の波、そして優秀なシェイプから生みだされる」
スリランカの西から南にかけては、
そこまで掘れない長いウォールの波が多いという。
今回の旅のボード選択は、
スリランカの波の特徴を考えて、
速いテイクオフとドライブ感がすばらしい『DREAM FISH』を選んだ。
まだアベレージより小さい波だが、
小波から楽しめるDREAM FISHで足慣らし。
うねりが上がることを祈って…。
約3年ぶりの長期休暇をいただきまして、
スリランカに10日間ほどサーフトリップに来ています。
ファンウェーブスポットが多く、食べ物も美味しい国。
数年前に内戦も収束し、人々も穏やかでとても良いところです。
次回はスリランカのサーフィン事情に迫る!!
スリランカ・サーフトリップ報告[中編] ヒッカドゥワ滞在記
https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/77654
↑ 引き続き、ブログレポートをお届けします!!
(じゅん)
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