新しいNAKISURFオフィスの裏は野菜畑。

どのくらい寒いかをその畑の霜で知っていたのだが、

最近は毎日真っ白なのでわからなくなってきた。

南側に水を張った田があり、

そこが凍らないか見ているが、いまのところまだ液体である。

その畑の海側に梅が咲いていたので撮ってみたのがこの作品。

で、フェイスブック（ナキサーフ）に先ほど書いていたのは、

昨日のスヌーピーのパロディ作品の背景と詳細。

「Peanuts」のスヌーピーが、

バリー・マッギーのテキスタイル柄のトランクスを履き、

キャッチサーフのバリー・マッギー・エディションに乗っている。

しかもフィンレス。

この絵が出回り、

今朝そのバリー本人から 「Emphasized」とうれしいSMSがありました。

（Emphasizedとは「強調」を表す意味。動詞、他動詞）

興奮したので、

そのままスヌーピーシリーズを続けてデザインしたかったのだが、

まずはこの『ピーナッツ』のことを紹介してみます。

『ピーナッツ』は、 みなさんもご存じの国民的英雄チャーリー・ブラウンと、

スヌーピーたちがおりなす物語です。

チャールズ・M・シュルツ作で、

彼はこのほぼ唯一の作品によって、

（他にはリル・フォークスがあるが、

ピーナッツの前身なので、とするとピーナッツがやはり彼の唯一の作品といえる）

フランスの芸術勲章を授賞し、ルーヴル美術館で『ピーナッツ』の展覧会を開催し、

彼の生誕生地アメリカでは、民間人が得ることができる最高勲章までも授賞している。

新聞連載コミック『ピーナッツ』は漫画界の最高芸術とされている。

なんと1969年には、

アポロ10号司令船に「チャーリー・ブラウン」、

着陸船に「スヌーピー」と命名され、

さらにはそのアポロにスヌーピー（ぬいぐるみ）が載せられて、

無事に地球に戻ってきたことでも知られている。

テーマは、  子どもたちが常に持つ

ダメ（劣等感）

できない

困った

という心の悩みを表現し、 読者の共感を獲得するのは、

チャーリーブラウンに代表されるキャラクターたち。

そのチャーリーブラウンたちとは反するように、

自信家、つまりスヌーピーやシュローダーたちがいて、

彼らの持つナルシシズム（ナルシズム＝自惚れ）にも似た感情に読者、

つまり気持ちが折れそうな子どもたちは励まされるのです。

さらにスヌーピーはスーパードッグで、

その活躍は、

名作『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両さんや、

『クレヨンしんちゃん』のしんちゃんに引き継がれるほど、かなり”ものすごい犬”です。

なので、このフィンレスボードをソウルスタンディングでグライドしても何も違和感がないのです。

（スヌーピーは、逆立ちしながら波に乗れるほど上手い）

私が好きな設定があってそれは、

チャーリー・ブラウンのことをスヌーピーは、

「ラウンドヘッド・ボーイ（round-headed boy）」 と呼んでいて、

彼の名前はいっこうに覚えられないのに、 その友情や家族愛にも似た結びつきは堅かったこと。

これこそが犬っぽいので、 ここで読者はスヌーピーはやはり犬だと再び感じるのであります。

まだの方はぜひご覧になってください。

詩人、谷川俊太郎さんの訳で出版されています。

小学生だった私は、これでアメリカでの日常生活を知りました。

それにしてもチャールズ・M・シュルツへの敬愛が再び芽生え、

同様にバリー・マッギーの偉大さも再確認させられた。

なぜなら、このバリーはキャッチサーフの思想に、その未来に彼からの愛、

つまり「コラボレーションの許可」 という形で捧げたことを知りました。

バリーと私たちが所属するインスタグラムの会

@clubfinlessというセリフを置き、このデザインを完成させました。

バリー・マッギー・エディションの初見はこの日。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/68606 

この日でさえも、 「バリーとキャッチサーフのコラボ」 は驚きでした。

そんなことがこのパロディ作品の背景になっているのかもしれません。

昨夜までの天気予報は曇、または雨。

ですが、やたらといい天気です。

風も、そしてそこまで寒くはない。

波も十分あり、

今ひとつものすごく地形が良いところがあるので、

そこでクネクネするか、

ウリャ！クヌヤロとするかは気分次第ですが行ってきます。

それではHappy Saturday!!

and Hello Happy Surfing!!

◎

P.S. 今ちょうどサーフから戻ってくると、

NAKISURF周辺は正午前より雪が降ってきました。

初雪。