こんにちは、
サーフオールディ_ウナクネxColorsmag x 三蔵瀧朗x 団長 x しょう寅さん_ファシスト愛国主義的の天丼_(1675文字)
昨日の続きですが、まずは今日の波から。
上総一ノ宮海岸、本日夜明け後。
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千葉北、良い波はありますが、
風と天気が悪いので、
もしこちらにいらっしゃる、
または来られるサーファーへの視点としては、
今日はお休みしてトレーニングするか、
またはテイクオフの精度を上げて、
ホワイトウオーターに乗っている距離を増やす日としたいですね。
一ノ宮の堤防周りは切れて、
形が良い波がありますが、
ちょっぴり混雑しています。
なので、
ウナクネ式、またはハッピーサーファーは、
いくつかのインサイドピークが無人ですので、そちらをオススメします。
(正午情報:ほぼ無人となりました。すごい!)
Photo by Takiro(三蔵瀧郎)
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ひさしぶりに再会したcolorsmagのヨゲさんと、
私が日本に来た日以来のJetアキラさんと新春記念撮影。
私とタキロー(三蔵)はヨゲさんのカメラの後ろ、
しかも車内からJetたちのサーフィング解説となった。
ここに現れたのが、
「自称ですが、自分は古館伊知郎さんになりきれます」
というJさん。
なんと彼が話したら本当に古館さんのようだったので、
全文とまではいきませんが、
抜粋して記憶の限りここに。
「UKN(ウナクネ界)世界バンタム級チャンピオンのジェット・アキラ選手の入場です。
いつものように顔に笑みを浮かべ、先割れブーツを履いております。
千葉南をベースにしているのに、
今回のUKN戦の千葉北開催を認めた自信、
さらには先週あたりまで正月休みということで、
おいしいものを食べつつ本来の大技を温存していた余裕、
そういったチャンピェン(チャンピオンではなかった)の貫禄が、
憎いまでのこの表情の中に表れています。
ウナクネ風味と共にIOCのタイトル奪取も狙います。
しかも彼はフレッチャー王朝にゆかりがあり、
その縁は、
クリスチャン・フレッチャーから唯一エアリストと認められたことから始まった。
サンクレメンテ島の遭難から無事に生還した根性のある男としても知られている。
ジェット人気は列島から、そして西海岸からもふくれあがっていて、
あまりにも正確すぎるそのエアは、
まるで金太郎飴のように次から次へと上総一ノ宮の空に斬れ上がっていく。
あれだけ飛べば、
松林、
いや線路の向こうにある玉前神社の黒漆塗りの権現造りは否が応でも見えることだろう。
本殿にかけられた工事中の旗が視界に入るのだろうか!
現代のライト兄弟を彷彿されるジェット・アキラ!エア界で、
彼の名を知らぬ者は皆無だ〜!!」
「さあ、ここでJPSAの元グランドチャンピオン、
しかも複数回も制した千葉のアンディ・アイアンズこと田中英義選手の入場です」
「ひじょ〜に地味なトヨタプリウスで、その田中英義選手が入場してまいりました。
この車もチャンピオンの誠実で堅実な性格を物語ります。
笑みを浮かべながら、そしてファンの歓声に応えながら、
王者の風格を見せて、ゆっくりとピースサインで余裕の表情だ!」
「山本さん、ここで質問ですが、
UNKとJPSAのジャッジングのクライテリア(基準)の大きな違いはなんでしょうか?」
「そーですね。一番の違いはJPSAが競技であることに対し、
UKNはそうではないということでしょうか」(解説の山本さん風)
「なるほど!それでは英義くんは、
ローマ帝国でのシャープール1世といったところでしょうか。
そうすると、この一ノ宮のカラーズセッションは、
まさにエデッサの戦い(Battaglia di Edessa)と同等である重要な日です。
エデッサから1757年後、極東の地、九十九里浜南で行われるとは、
皇帝ウァレリアヌスでさえも予見しなかったことでありましょう!」
Photo by Takiro(三蔵瀧郎)
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「滑走のワンダーランドをその大旗に掲げるUNK式と、
ローマ帝国の権威をかけたJPSAの異種滑走競技であります。
ウナクネ式は競争ではなく協奏だということなので、こちらは一切交わらないともいえます」
「おっと〜!ここで現代のライト兄弟とされるジェット・アキラが動いた!
東北東うねりは、その長い旅を終えて、この一ノ宮のサンドバンクにヒットしブレイクした後、
砂浜に到達し、そこから沖に向かって海となって戻っていく。
サーファーに対して波の最後のご奉公でもあるのが流れ。
その強烈な流れを受けて切り立った東北東うねりにジェットがテイクオフしていく〜!
そして軽いパンプのままUNK式の、
ドノバンから引き継いだソウルアーチのボトムターンから
一気にウエッジの波先にツインスタビライザーフィンを引っかけ、
シグネチャーでもあるフロントサイドエアリアルで人工衛星見物だ〜!」
どっかーん!!
「エアというには高すぎる。
彼を目で追っていくのは、まるで昼にまだ光る一番星のように遠く、そして高い!!
こんなエアをメイクするのは、まるで妖術、そして現代の忘れられた魔術のようだ〜!」
(絶叫するJさん)
玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)は、インドから仏教経典を持って帰還し、
その翻訳より教えの従来の誤りを正し、法相宗の開祖となったが、
それから1372年後に、
このTAKIRO三蔵は、
チーターファイブでウナクネロードに旅立っていく!
法王誕生日にはマカロニグラタンで、
タキビ神には細野晴臣の20世紀ボックスだ〜!
「柴又の寅さんがサーファー版として現代に降臨したのが、このしょう虎杉本。
彼のボトムターンのパワフルさと、夫婦愛はまるで水滸伝の林冲そのものだ!」
「天皇陛下が生前退位のお気持ちを表明されて、
平成はいよいよ後期に入ったが、ウナクネ気分では次の年号も平和でありたい。
トランプ怖い、隣国の狂喜、さらには中国からの後詰めがある!
その国際状況は、我々がただドラマチックに仕立て上げているだけなのか?」
「私はここにしょう寅と叫びたい。もういちど叫びたい。
我々には、サルトルの実存主義はおろか、
安保闘争もエヴァンゲリオンも分からなかった。
がしかし、ほっぺたがかわいいジローくんと、
ボトムターンを美しく弓矢のように放つしょう寅杉本の勇姿はしっかりと覚えている〜!」
「なんと後ろからNAKIが波に乗った。
これこそが、彼も唱える競技ではなく、協奏だという平成大維新だ!」
「平成後期に蘇ったネプチューン、
しょう寅杉本がマンライを示す大ポーズでその感激を示す。
それを見たカラーズマガジンのヨゲ師範は、
熱い、熱い、熱すぎる!一生滑走〜!!!と感激している〜」
「そしてUNK本殿広報部長のNAKIが、
堤防脇のウエッジからバックサイドで降り降りた。
さぁ、これはジョンジョンか、JOBか!またはカノア・イガラシか〜!
そう思うのは個々の自由だ!まさに資本主義の歓びだ!!
トップロープから緊急発進し、
そして今まさにストールで波の深い穴蔵を狙う。
それからチーターファイブの前足がでるのか、
ジローくんのかんたんなのか、
ラカ法王のラカーなのか、
または一体何が出るか、
ウナクネ式のライブステージだー!」
「出た!高速グライドによるチーターファイブ!!
この位置でのノーズライドは、彼のセルフシェイプのシングルフィンと相まって、
ウナクネ本家を予感させるこのクネリは、まさに、まさにワシントン条約違反だ!」
このウナクネ協奏を見ておりますと、
過去幾多の名協奏、
幾度か行われましたウナクネファンを魅了したクネクネ滑走、
楽しい滑走、
ハッピーサーフィングを軸にした名勝負が甦ります。
まるで古代ウナクネ式設立からの歴史、
そんなアルバムを1ページ1ページめくっているかのような錯覚に陥る訳であります。
このウナクネセッションは、
正に夢滑走の走馬灯。
波乗りロマンのメリーゴーラウンド。
武田信長を始祖とする上総武田氏は、
甲斐源氏武田信満の子。
その上総武田氏の地で、
干支に合わせるかのように鳥のボードで、
迎春御魂(みたま)滑走を4時間繰り返したNAKI。
真冬の熱き血潮、
そんな実感がヒシヒシとしてまいります」
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息切れしてきたので、明日またここで〜!
ラカ法王のご加護を。
Have a great stormy day!!
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