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naki's blog

ハービー・フレッチャーと_(1972文字)

今日をあなたの日としましょう。

 

あなたの道(山が)待っています。

 

さあ、出発しよう!

 

Today is your day.

 

Your mountain is waiting.

 

So… get on your way!

 

辛い日はありますか?

 

苦しいときはありますか?

 

そんなときこそ、

 

今日という日を新しくしよう!

という言葉をDr.スースこと、

スー文学博士の本から見つけた日。

すてきな日をイメージして今日を過ごす。

ロッキーショアの地形が戻りつつある。

セカンドセクションがこのように浅くなってきている。

またシリアスなバレルセクションがやってくる。

さて、

「サーフボードの話を」

という先週の約束通り、

ハービー・フレッチャーのオフィス兼アトリエに行ってきた。

ハービーは、

ボードアートを手がけていた。

ハービー・フレッチャーって誰?

ハービーを紹介するにあたり、

ちょうど去年この季節に彼のことをNALU誌に寄稿したのがあったので、

ここにポストしてみました。

http://blog.nakisurf.com/naki/archives/42772

私(ハービー・フレッチャー)のアートスタイルは、

「前衛ポストモダン実験的スタイル」

とでも言おうか。

なぜならば、

ありとあらゆる事象を取り入れているからに他ならない。

私自身はあらゆる時代を生きたサーファーであり、

ペインター、

ディレクター、

彫刻家でもあり、

また写真家、

映像家でもある。

前衛的なポートレイトを描き、

写真にもペイントした。

色を付けたレジンを巨大なフォームに施して、

壁に掛かる『サーフ・アイランド』というテーマで個展をし、

先月はニューヨークの画廊the Holeで、

『Wrecktangles by Herbie Fletcher』

というサーフボードアートの展示。

全ては実験的スタイルの一環なんだ。

アートは毎日するもの。

サーフィンをしているとき、

彫刻もそうだし、

写真、

映像、

シェイププレーナー、

ペイントブラシを持つ。

私の姓フレッチャーは、

アメリカンインディアンの言葉で「矢の製作者」という意味。

そしてブラックフット、ウエルチ、

そしてチェロキー・インディアンの末裔。

矢のロゴを使うのは家系なんだ。

矢ロゴを初めてボードに使用したのが1960年。

1975年に“スリル・イズ・バック”

というロングボー ディング・ムーブメントを提唱して、

そのときにアロー・ロゴを多用して今に至っている。

サーフボードの話をしたいと言ったのは、

私がまたシェイプをしたくなったので、

どんなデザインがいいかを聞きたかったんだ。

昔のことはわかるが、

最近の流行というか、定番はわからないからね。

「(ハービーが)毎日シェイプしていた頃のデザインがいいのでは?」

と提案してみると、

ファー!1970年代か!

と言うので、

「そうです70年代です!」

と言うと、

かなり興奮して、

当時のボードがアトリエにあるので行こう!

ということになった。

1970年代のパイルはあの辺りだ。

この下にあるはずだ。

あったあった!

これが当時のモダンツイン。

美しいだろう。

それは美しいデザインのツインフィン。

この赤はスーパーVというモデルで、

あの日のトレッスルズはいつもこれで滑っていたんだ。

Vボトムを極限的にアグレッシブにしたのがこれ。

シングルフィンとのコンビネーションでの高速には誰もが興奮するぜ。

これがペグノーズ・スティングだ。

スティンガーが新しい水流を作り、

アグレッシブなターンを創造するのさ。

ファンボードサイズだが、

ロングの動きではない。

浮力を持たせたラディカルなショートボードなんだぜ。

ちょうどスターウオーズが封切りされた年だから、

1977年モデルということになるな。

36年前か、

時が経つのは早い。

これがモダンなコンテンポラリーアート(現代美術)のペグノーズ。

2000年代の名作だ。

これも再シェイプしたいと思っている。

ジャジャーン!

これぞロングボードの傑作だぞ。

スリル・イズ・バッ〜ク!

ファー!

シンプルなラインだけで構成したデザインは、

踏むだけで卓越したグライドスピードになるんだぜ。

これをローワーズに持っていったら無敵ボードとなって、

ビーチブレイクなんかは、

波の切れ間もポケットも全て走りきれるのさ。

「それではデザインがまとまったらまた教えてくださいね」

一度句点を打って、

彼のアトリエを後にすると、

ハービーの駐車位置にこのトラック。

トヨタのフルサイズトラックだぞ。

今まではGMトラックだったけど、

日本車に乗るのは(所有するということ)、

始めてだけどなかなか最高だな。

みんなが日本車が好きなのがよくわかる。

あっちの旧車エルカミノ。

こちらの新車トヨタ・タンドラ。

このトラックもいいなあ。

霧が濃くなってきた。

スー博士が言うようにみなさんがすばらしい日になりますように。

ラカ法王のご加護を。


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