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後ろ足の膝の折り方_書ききれていないカリフォルニア編_平常心で波に乗ること_さすがアパッチ、冷水編_AVISO MNR&AVISO工場情報_(2332文字)

おはようございます。

ノースハワイはものすごい雨と、

そしてピカピカの快晴、

という両極端の激烈な日です。

カイラを連れ、

無人のビーチハウスに行ってきました。

彼女の最近は、

サーフ雑誌を読んで研究しているので、

後ろ足の膝の折り方を伝授しておきました。

これを簡単に説明すると、

両足を曲げる際に、

後ろ足の膝を前足側に折り込んでいきます。

その際に膝の内側が、

両足をつないだ中間地点に向かって曲げていき、

最終的にはその中間位置が前、後ろ足、

架空の3つ目の重心となるようにしてみてください。

これでものすごく安定し、

さらにはターンが変わるはずです。

上の写真では前足と後ろ足の中間位置の第三重心を意識して、

そこのレイルエリアでターンしています。

陸でポーズの練習をして、

後は波乗りを楽しむだけで、

すぐにできるようになりますよ。

と、話はカリフォルニアに戻り、

サンクレメンテピアの夜明け。

電車が汽笛を上げながら北に向かっていきました。

ここは王子邸前で、

ニックのお父さんニック・ハートマン・シニアとの親子ショット。

王子はやはりニック・ハートマン・ジュニアという名前だったのですね。

格式を感じます。

時代が変われば、

ニック三世とか十六世というものでしょうか。

カラフィアループで波チェックをしていたロボと、

ラスティ・ロングに会った。

ラスティとはひさしぶりで、

最近の彼は、

実弟グレッグ・ロング(エディ・アイカウコンテストチャンピオン)

と一緒に大波に乗りながら世界を回って各誌面を賑わせているが、

本人はというと、

それは穏やかで優しい性格。

波乗りに闘争心というのは必要がないことがよくわかります。

「静」

「平常心で波に乗ることが大切」

ということを彼はその立ち振る舞いで俺に教えてくれました。

さて構脚橋南部。

ローワー・トレッスルズという名前のブレイク。

夏の南うねりのブレイクなので、

「混雑とは無縁」

と書きたかったが、

最近のサーフィングブーム、

さらには詳細なる波情報によって、

多くのサーファーがやってきていた。

ペリカンと一緒に波に乗るのは、

サーフィン歴55年というリチャード。

とすると、

黎明期のトレッスルズでもサーフしていたんですね。

すごいなあ。

到着後、

「裸でやっちゃいます!」

と言って、

水温14度の海にウエットスーツを着けずに向かったのは、

我らがアパッチ亮太。

ニックネームの通りに野性的な彼は、

ウエットスーツを着ていても、

手足が痛くなるような海に全身を露出させて入っていった。

これは暑がりのアメリカ人でも真似できず、

一本目は全員が亮太のライディングに注目したほどで、

「さすがアパッチ」とうれしくなりました。

俺はというと、

3/2mmのスーツにインナー、

できたらオーラファイバーの5/3mm。

ブーツがあれば絶対にブーツという水温です。

45歳を越えて少し冷え気味になってきました。

みなさんはいかがですか?

セミドライは日中ならいらないが、

朝夕にはヘッドキャップまでが必要だと思います。

ポンパドールスクエア。

あ、亮太も第三の重心を使ってますね。

「最初は冷たすぎて、無理だな、

と思ったのですが、

途中からランナーズハイというのでしょうか、

まだまだ行ける、みたいな感覚となりました」

その45分にも渡るセッションから帰還してきた感想をいただいた。

寒さで全身真っ赤。

これは誰も真似できないと、一同亮太を尊敬した。

本当にすごい人です。

ポンパドールのボトムは、

クリスちゃん作のニコちゃん図形文字が描かれていました。

ニック王子登場。

今日はミニノーズライダーの耐久テストなのだそうで、

リーシュを付けずにパドルアウト。

かなり力を入れてターンをしていた。

Dセンパイの

「クヌヤロ道」に通じるものがありますね。

ほぼ全ての波で流してボードを岩にぶつけまくっていたが、

修理するような箇所は見あたらず、

さすがAVISOだと感心する。

新しいサーモスタットで製作したボードはバッチリで、

ニックはすぐさま工場に報告電話をしていた。

香ちゃんは、

そのテストAVISO-BD3に乗って軽くクルーズ。

もうすぐAVISOはオールニューとなります。

ハニカムカーボンという素材だそうで、

さらなる伸縮性と、耐久性があるのだそうです。

年明けまでにテストモデルが完成といっているが、

果たしてフル回転している工場で、

そんな新作が作れるのかが疑問ではあります。

さて、ニックとミニノーズライダー係を交代すると、

これがやたら楽しく、

ローワーズの波質にMNRというのはずばりだ、

とじっくりと実感した。

ノーズライダーがここまでコンパクトにターンができるとは気づかなかった。

ペリカンと併走。

それにしてもすばらしいデザインです。

ニックはトライのサイドフィンを付けて、

バックフィンを小さくするセッティングだったが、

これでさらにショートボード感覚です。

製作が遅れていたAVISOボードですが、

かなりの数の納品がサンクレメンテオフィスにありました。

もう少ししたら通常通りになりますね。

お待たせしている方、

もう少しですのでもうしばらくお待ちください。

ご迷惑をおかけしております。

ランチはニック家でごらんの野菜と、

サーモンの中骨部分をグリルしました。

材料費が「三人分で500円」

というリーズナブルで、

そして大変おいしい料理です。

塩と黒こしょう、そしてオリーブオイルを素材にかけ、

オーブンで上が焦げるまで焼くだけです。

どうぞお試しください。

こんなクラッシーな車をガソリンスタンドで見かけた。

アメリカは広い。

カリフォルニア編は残り二回となりました。

ちょっとホノルルに向かってきます。

それではすばらしい週になりますように!

こちらも寒いです。


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