おはようございます。
ノースハワイはものすごい雨と、
そしてピカピカの快晴、
という両極端の激烈な日です。
カイラを連れ、
無人のビーチハウスに行ってきました。
彼女の最近は、
サーフ雑誌を読んで研究しているので、
後ろ足の膝の折り方を伝授しておきました。
これを簡単に説明すると、
両足を曲げる際に、
後ろ足の膝を前足側に折り込んでいきます。
その際に膝の内側が、
両足をつないだ中間地点に向かって曲げていき、
最終的にはその中間位置が前、後ろ足、
架空の3つ目の重心となるようにしてみてください。
これでものすごく安定し、
さらにはターンが変わるはずです。
上の写真では前足と後ろ足の中間位置の第三重心を意識して、
そこのレイルエリアでターンしています。
陸でポーズの練習をして、
後は波乗りを楽しむだけで、
すぐにできるようになりますよ。
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と、話はカリフォルニアに戻り、
サンクレメンテピアの夜明け。
電車が汽笛を上げながら北に向かっていきました。
ここは王子邸前で、
ニックのお父さんニック・ハートマン・シニアとの親子ショット。
王子はやはりニック・ハートマン・ジュニアという名前だったのですね。
格式を感じます。
時代が変われば、
ニック三世とか十六世というものでしょうか。
カラフィアループで波チェックをしていたロボと、
ラスティ・ロングに会った。
ラスティとはひさしぶりで、
最近の彼は、
実弟グレッグ・ロング(エディ・アイカウコンテストチャンピオン)
と一緒に大波に乗りながら世界を回って各誌面を賑わせているが、
本人はというと、
それは穏やかで優しい性格。
波乗りに闘争心というのは必要がないことがよくわかります。
「静」
「平常心で波に乗ることが大切」
ということを彼はその立ち振る舞いで俺に教えてくれました。
さて構脚橋南部。
ローワー・トレッスルズという名前のブレイク。
夏の南うねりのブレイクなので、
「混雑とは無縁」
と書きたかったが、
最近のサーフィングブーム、
さらには詳細なる波情報によって、
多くのサーファーがやってきていた。
ペリカンと一緒に波に乗るのは、
サーフィン歴55年というリチャード。
とすると、
黎明期のトレッスルズでもサーフしていたんですね。
すごいなあ。
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到着後、
「裸でやっちゃいます!」
と言って、
水温14度の海にウエットスーツを着けずに向かったのは、
我らがアパッチ亮太。
ニックネームの通りに野性的な彼は、
ウエットスーツを着ていても、
手足が痛くなるような海に全身を露出させて入っていった。
これは暑がりのアメリカ人でも真似できず、
一本目は全員が亮太のライディングに注目したほどで、
「さすがアパッチ」とうれしくなりました。
俺はというと、
3/2mmのスーツにインナー、
できたらオーラファイバーの5/3mm。
ブーツがあれば絶対にブーツという水温です。
45歳を越えて少し冷え気味になってきました。
みなさんはいかがですか?
セミドライは日中ならいらないが、
朝夕にはヘッドキャップまでが必要だと思います。
ポンパドールスクエア。
あ、亮太も第三の重心を使ってますね。
「最初は冷たすぎて、無理だな、
と思ったのですが、
途中からランナーズハイというのでしょうか、
まだまだ行ける、みたいな感覚となりました」
その45分にも渡るセッションから帰還してきた感想をいただいた。
寒さで全身真っ赤。
これは誰も真似できないと、一同亮太を尊敬した。
本当にすごい人です。
ポンパドールのボトムは、
クリスちゃん作のニコちゃん図形文字が描かれていました。
ニック王子登場。
今日はミニノーズライダーの耐久テストなのだそうで、
リーシュを付けずにパドルアウト。
かなり力を入れてターンをしていた。
Dセンパイの
「クヌヤロ道」に通じるものがありますね。
ほぼ全ての波で流してボードを岩にぶつけまくっていたが、
修理するような箇所は見あたらず、
さすがAVISOだと感心する。
新しいサーモスタットで製作したボードはバッチリで、
ニックはすぐさま工場に報告電話をしていた。
香ちゃんは、
そのテストAVISO-BD3に乗って軽くクルーズ。
もうすぐAVISOはオールニューとなります。
ハニカムカーボンという素材だそうで、
さらなる伸縮性と、耐久性があるのだそうです。
年明けまでにテストモデルが完成といっているが、
果たしてフル回転している工場で、
そんな新作が作れるのかが疑問ではあります。
さて、ニックとミニノーズライダー係を交代すると、
これがやたら楽しく、
ローワーズの波質にMNRというのはずばりだ、
とじっくりと実感した。
ノーズライダーがここまでコンパクトにターンができるとは気づかなかった。
ペリカンと併走。
それにしてもすばらしいデザインです。
ニックはトライのサイドフィンを付けて、
バックフィンを小さくするセッティングだったが、
これでさらにショートボード感覚です。
製作が遅れていたAVISOボードですが、
かなりの数の納品がサンクレメンテオフィスにありました。
もう少ししたら通常通りになりますね。
お待たせしている方、
もう少しですのでもうしばらくお待ちください。
ご迷惑をおかけしております。
ランチはニック家でごらんの野菜と、
サーモンの中骨部分をグリルしました。
材料費が「三人分で500円」
というリーズナブルで、
そして大変おいしい料理です。
塩と黒こしょう、そしてオリーブオイルを素材にかけ、
オーブンで上が焦げるまで焼くだけです。
どうぞお試しください。
こんなクラッシーな車をガソリンスタンドで見かけた。
アメリカは広い。
カリフォルニア編は残り二回となりました。
ちょっとホノルルに向かってきます。
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それではすばらしい週になりますように!
こちらも寒いです。
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