こんにちは、
ひどく寒かったのですが、ようやく晴れてきましたね。
明日も晴れるのかなあ。
春爛漫よ戻ってこい!
花の高さで写真を撮ってみた。
すると、草花は上に向かって伸びていることに気づいた。
上を向くのって、
元気な証拠なんだと気づいた瞬間でありました。
満月が欠けてきた。
そして風が止んできた。
□
ミニ・ノーズライダー(AVISO/CANVAS)に続いて、
COLEから新モデルが昨日発表となった。
サーフボードの機能転換は、
優れた形質を与えようとして繰り返されてきた。
今年も偉大なる機能転換が起こった。
COLE人気モデルトップ2である
BD3と、ルースキャノン(グラスホッパー)を掛け合わせた
”キャノンボール”
”CANNON BALL”(=弾丸列車、米口語)
すごいネーミングだ。
さて、掛け合わせの第一世代を
『F1(エフワン)世代』と呼ぶが、
これはまさにそのF1ボードであることは確かだろう。
俺にとっては、
テストボードを初めて手にしたのが2月。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/19861
3年ほど前になるが、
BD3(ミニボード)狂いの俺に
「ショートボードとミニボードの融合バージョンを作ろうよ」
とコールが打診してきた。
でも人間は習慣の生き物なので、
ついついミニボードばかりを乗って、それは実現しなかった。
いや、「実現しようとしなかった」
そんなところだろう。
けれど昨年末くらいから話はどんどんと進み、
カリフォルニアを訪れると、
「サプライズ?!(驚)」
と、このキャノンボールが完成していたのだった。
一度カリフォルニアで乗り、
翌々日、
メキシコ本土の波にキャノンボールが奔った。
強いサイド風。
下の写真は、
狭いポケットでトップアクションしているシークエンスだが、
ミニでもなく、
ショートでもないキャノンボールの特性が良く表れているので、
ここに掲載してみた。
ボトムターンから崩れてくる波の内側に向け、
切り返す。
ただそれだけなのだが、
波が崩れてくるスピードをご存知の方ならば、
この狭い距離で、
そしてリップの内側でトップへレイルを入れ替える難しさがわかるだろう。
これがキャノンボールの回転性、そして操作性を表現している。
重力が、ボードの外側からボードの上に一瞬で切り替わる。
波乗りの、いやターンのおもしろさがこの1秒間に凝縮されている。
連日サイド風で斜面が荒れていたが、
それを全く問題としないほど長いラインも描ける。
BD3、いやルースキャノンか。
それらのボードを各2000本以上削ってきたコール。
彼のみが削り出せる絶妙なるボードデザイン。
もうこれ以上は言うまい。
俺の、永遠のボードコレクションがまた増えた。
衝撃的な波乗りで得た感覚を失わないように、
大事に歩いて帰る時間は何にも代え難い。
花見に波に
夕焼けに夜明けに
西へ東へ
シニカル&アブストラクト
□