アロハスピリットには、境界や国境は存在しません。
それは言葉だけでなく、無私無欲な欲求なのです。
このAloha For Japanキャンペーンは、
東日本に猛威をふるった地震と、
津波の犠牲者たちを支援したいという望みから生まれました。
より前向きで、より意味合いがあるものを。
アロハ・フォー・ジャパンは、
悲劇に遭われてしまった犠牲者たちを助ける、
ハワイの人々による州全体のキャンペーンです。
組織化され、ビジネス(商)、地域団体、
公務員、および個人によって支持されています。
AlohaforJapan.comは、
義援金集めのためのイベントや、
ありとあらゆるAloha For Japanのパートナーに関する活動を支援し、
「あなたが東日本大震災の犠牲者にどのように寄り添えるか」
を知らせるひとつの形なのです。
ALOHA.
こんな書き出しで始まる、
というウエブサイトがハワイから立ち上がりました。
純城たちが日本に向けてのチャリティTシャツを開始して、
それがTV、ラジオ、新聞などで紹介され、
現在は知事、地元の銀行に支援されながら
『KOKUA』
(「協力する」という意味。ハワイ語)
大運動となっている。
これらの寄附の全ては、
100%義援金として今回の東日本大震災に寄附されます。
その発起人となった純城(左)と、右は旧友ノリさん。
純とはフォーカラットで同チーム、
さらにはNAKISURFとしても今回のプロジェクトに参加したく、
ホノルルまで飛んで会ってきました。
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これらの全ては文章としてまとめるより、
会話で掲載したほうが純の言葉として伝わりやすいので、
そうしてみました。
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「フナキさん、恐ろしいことが現実になってしまいマシタね」
「はい、毎朝起きたときに、
これが夢だったら、夢であってほしい、とよく考えています」
「ニューズでは3万人近くの死者、行方不明者と言っています。心が痛いデス」
「ものすごい数です。さらには、
これは例え話ですが、
“もし、純が被災して死んでしまう”
としてみると、
その周りの家族、友人たち全員が悲しみに明け暮れるでしょう。
そうすると、最低でも300万人(1人=100人の親類、友人と仮定して)
が身近な人を失ったのだと昨日考えました。とても悲しく、辛いことです」
「…. 」(言葉を失った純)
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沈黙。
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「辛いデス。私はそう考えたことはありませんデシタ」
「はい…」
「ただただ悲しいです。ゴメンナサイ…(涙)」
「涙」
.
「純、ハワイではこの日本に向けての支援が、
とても大きなムーブメントになっているけど、
少しでも多くのことを教えてください」
「ハイ、まずはスローガンを掲げているように
この団体の私利私欲を取り去ることから始めマシタ」
「ということは?」
「競争相手も誰でも参加できるようにしたんデス」
「それはすばらしいです」
「ハワイの教えのALOHAとは、元々そういう意味だから、
みんなとても早く理解を示して協力してくれマシタ」
「でもTシャツ素材、印刷代金、
そして発送料金の全てを負担しているんですよね」
「そうです。ハワイには困った人を助けるKOKUA精神というのがあり、
それに準ずると、このことは当然だと思いマシタ」
「なかなかできることではないです」
「まずは義援金を、と思ったのですが、
それならばそれにALOHAの気持ちを加えて、
被災地に届けたら、ハワイの神さまたちの気持ち、
そしてハワイ市民の心も届くと信じてマス」
「偽物まで出ていると聞きました」
「はい、とても悲しいことですが、
でも人々の願い、祈りを私欲のために着服するというのは、
とても悪いカルマ(その善悪に応じて果報を生じさせること)
なので、そういう人たちは、後日ひどい目に遭うのでしょうか」
「本当です。人生正しく、ですね」
「ハイ。そう思います」
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ありがとう純。
ありがとうハワイ。
「やさしく、美しいこころよ届け」
そんなことを思いながら空港に戻っていくと、
空からも涙が流れてきて、
最後には美しい虹がフリーウエイの上に浮かんだ。
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ハワイからの祈りと願いがたっぷりと届きますように。
ALOHA FOR JAPAN!
がんばれ日本!
がんばろうみんな!
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