こんにちは、
台風行きましたね。
親戚の、素行の悪いおじさんみたいな感じで、
色々と被害を与えて、
いきなりいなくなるという感じでしょうか?
浄化の雨となったのか、
夏というシーズンを洗う雨だったのかはわかりませんが、
そらはちょうど新月でした。
日本も大雨で、こちらも局地的に大雨でして、
なんだか日本とハワイはつながっているのかも、
と思えるような日だった。
天気図、予想天気図を見ると、
これから5日間は、
海上を低気圧が頻繁に通過するので、
今週は波がありそうですよ。
遂に秋になったのかな?
東京都心では、
日中の最低気温が25度を下回り、
これは8月9日以来約1カ月ぶりということで、
この夏の猛暑さを伝えるエピソードですね。
暑さが一段落して、
季節が変わる準備をしているのでしょう。
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https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/15632
ドッキーが昨日の俺ブログを翻訳バージョンで読んでくれて、
朝電話で話した。
「ドウゾドーゾ、載せてクダサイ。
真似されても困るものなどはアリマセンカラ」
ということで、
ここで開発中の新型シェイプの画像掲載です。
なにしろ世界初ですから、なんとも誇らしい。
写真の世界もそうだけど、
一流と呼ばれる人はみんな大事なことを教えてくれるようだ。
俺はアート・ブルーワーとフレーム、
そしてデール・クバティッチからフィルムのイロハ、
水中撮影のトピックスまで全て教えていただいた。
なので、俺も聞かれると同様に全て教えています。
撮影技術を知りたい方は、
来たる10月11日にアップルストア銀座で、
スライド&トークショーを開催しますので、
その時に質問メモを持ってお越しください。
私の知る限りのことはなんでもお答えします!
他の分野でも技術で隠すものはないらしく、
これはメジャーのピッチャーもボールの握りを教え合い、
料理のシェフもレシピを公開していますしね。
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今朝起きると、二匹の猫が外を眺めていた。
片方(PJ)は左を見て、
片方(サクラ)は右を見て。
チームワークかと思うとそんなことはなく、
向かう先の違いであるようで、
しかし猫にとっての右か左というのは大きな違いで、
それはしっかりとスカウティングしていた。
特に新米サクラにとっての外出はまだ命がけのようで、
いつまでもしっかりとチェックしていたのが印象的だった。
サーフィング前もこうしてスカウトしていると、
いい波の入り方、海の動き方がわかります。
以前、サーファーマガジン社で写真仕事をしていた時は、
長時間(4?5時間)三脚を立てて、
岸から波乗りをカメラを通して見続けていると、
いい波の入る場所、
波の入ってくる間隔、
ブレイクの仕方を自然に知ることとなって、
その後で波乗りをすると、
それはすばらしい波に多く乗れたことを思い出した。
「初心忘れるべからず」ですね。
突然K先輩から届いたのはこの画像で、
それはなんと崇拝する安西水丸画伯の描いた
『ミッフィー55年記念絵画』
であるらしかった。
相撲取りとか、富士山、
鯉のぼりに浮き輪というものに日本を浮かび上がらせていて、
それはすばらしいアートです。
水丸画伯は千葉の千倉出身で、
C Cabinさんの近所に実家があるのでありました。
そのCキャビン・オーナー秋元さんは最近BD3を手に入れ、
宇宙戦艦ヤマトマニアの彼は、
「浮遊大陸を突破するヤマトのように操ってます」
というハイブロウなメールが来て、俺をニコリンとさせた。
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夕陽後、
潮だまりに浮かぶ泡を撮ったら突然弾けた。
それは宇宙的で、とっても好きな作品となったので、
ここにポストしておきます。
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福岡のAさんから、
「ラウンドハウス・カットバックを説明してクダサイ」
という旨のメールをいただきました。
テクニック解説を読み込みすぎると、
波乗りが楽しくなくなってしまうのでなるべく避けてきた。
実際に
「上手くならないのでサーフィンやめます」
という人が多くて閉口しているという事実もあって、
それは雑誌やメディアの洗脳であることも知っているので、
なるべく避けてきているのです。
だが、
NAKISURFグライドアテンダントの潤ちゃんが
彼ブログでテクニックをしっかり解説していて、
https://www.nakisurf.com/blog/gajun/
それは評判が良く、
こういうことが読者に求められているのだと知り、
前出した「なんでも教えます」
の定義通り説明させていただくこととなりました。
どうぞよろしくお願いします。
今回はダブルラウンドハウス・カットバック。
俺が10代の頃に、
このラウンドハウス・カットバックがむずかしくて、
できなくて、
達人・糟谷修自さんにやり方を聞いてみたら、
アラ簡単というほど普通にできたので、
ここにその方法と、
中国三千年の歴史を冷やし中華の?に混ぜるように説明いたします。
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まず最初にカットバックに入る場所が重要で、
オフザリップよりも少しだけ緩慢な斜面でレイルを切り替えます。
ここからはマルコポーロの旅よりも長いターンとなるので、
切り出しのスタートでは、
力、押し込みをセーブするといいでしょう。
具体的には、全ての動作を100%とすると、
ここまでを5?10%程度として、レイルを立てていってください。
「レイルを立てる=ボードの左側に乗る」
上の写真で、
無事にレイルが入り、ボードの向きが変わったので、
ここからもう少し加重をボード左側に与えます。
すると斜面を滑降しはじめ、速度が上がるので、
感じる重力が増すので、体勢を低く保ち、
リードする左肩を進行方向に入れ続けてください。
↑しっかりと回ると、このように最速となり、
増加した揚力でボードが浮き始めますが、
フィンを信頼して、気にせずに加重継続の一字。
いよいよカットバックの後期です。
繁栄なのか衰退なのか、まるで文明のようですね。
いままで使ってきた加重割合を35%として、
残りの50%くらいの体重移動をここからボードに与えます。
ただ、波の都合というのもあり、
このセクションはバックウオッシュによって、
思っていたより切り立たなかったので、
戻っていく側のトップに行くことをあきらめ、
斜面中腹で切り返すことを決断した。
それでも転換はむずかしい。
脱サラもむずかしいというが、
向きを変えるというのはいつでも大変なのですね。
そのままの体勢で、
今度はテイル側に加重を与える。
これはレイルを反対側の右に切り返すためと、
さらには泡が当たる衝撃によって、
ワイプアウトしないようにするというふたつの効果があるのですよ。
泡と斜面の境目にボードのボトムをヒットさせて、
その反動で右のレイル側、そしてテイルを踏むと、
このようにまた進行方向に向きが変わるのです。
そうしたら第一部終了です。
テイクオフしたときと同様に進みましょう。
カットバックしたおかげで、
進行方向の先にセクションがつながり、
斜面が切り立ってきたので、
ボードを波のトップに上げて、加速させます。
この先でまたカットバックに入るのだが、
ここは斜面というより、
水のかたまりのように緩慢箇所となっていたので、
直前の斜面で得た速度をそのまま用いて、
(速度を落とさずにということですね)
左側レイルとテイルを一気に踏んでしまいます。
沖で実行した最初のカットバックでは5?10%と書きましたが、
この場合は30%をここで使ってしまってもかまいません。
そのくらい速度があるセクションのターンは違うのです。
さらにはあまり滑走できない斜面でもありますから、
早く通りすぎることが重要です。
前足荷重も大事ですね。
でないとここまでボードの向きが変わらないので、
強くしっかりと踏んでください。
隠れキリシタンみたいな踏み方はNGですぜ。
波がインサイドの岩場に近づいているので、
斜面は揺れて、とても不安定であるので、
「高速で背中側に向かう」
という意識を強く持ち続けましょう。
このままここは最終セクションなので、
波の一番切り立ったところを
「クヌー」と椎名誠さんのようにニラミ、
目線と左肩の方向、
そしてボードの向かうべき場所を一直線につないで、
そこにボードをローラーコースター(死語なんですよ?)
のようにトップまで持ち上げて、
泡部分の切っ先にボードボトムをヒットさせましょう。
後は体勢を低くし、速度がある、
または掘れ上がっている時はテイルを踏み、
そうでないときはこうして前足荷重で岸側に向かい、
泡の前に出られたら完成です。
カットバックは長い時間レイルを使うターンですので、
お寿司のコハダや玉子と同じく、
見た目と味に差が出やすい表現ですので、
それぞれの味付けで楽しんでくださいね。
ご清聴ありがとうございました。
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また今日も長々としたものを書いてしまいました。
お忙しいのに、
ここまで読んでくださった方に感謝します。
ありがとうございます。
涼しさにひとまず乾杯しましょうね。
暑さを貯金して、それを冬に使えたらいいのになぁ、
などと、『ドラえもんひみつ道具』
みたいなことを思いついた。
もしそれがあるのなら、
この夏の暑さで暑さ預金残高は満額でしょうから、
今年の冬は暖かく過ごせそうですね。
NAKISURFにお越しいただき、
そして俺のブログも読んでいただきましてありがとうございます。
土曜日から小さなうねりが入るらしく、
ようやく強烈な波体験ができそうです。
今日もビーチハウスでサーフしてきました。
あっ、長いグニャリフィンが今届きました。
早速シングルフィンにつけて試用してきますね!
それではー、また明日!
ありがとうとこんにちは、
Have a great day!!
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